NPO法人 ルミナ 設立記念セレモニー

2022年年12月10日 13:00から、京都先端科学大学太秦キャンパス南館S306に於いて、「NPO法人 ルミナ設立記念セレモニー」を開催しました。

1. 挨拶 理事長 中江美則

「更生保護団体 ルミナ」は、亀岡集団登校交通事件の遺族である中江美則が、“新たな被害者を生まないために、加害者を生まないこと”を願い、2018年に任意団体を立ち上げ活動を展開してきましたが、この度、京都府からNPO法人として認証を受け、新たなスタートを切ることとなりました。(右写真)

構成メンバーは、被害者、被害者遺族、元受刑者、保護観察官を目指している大学生、それに左京区保護司会の保護司3名が支援に加わりました。

2. 講演 副理事長・堀内寛昭(左京区保護司)

題名「犯罪被害者の思いに応えられる保護司を目指して」

要旨「4年前に中江美則氏の講演を聴講し、被害者の絶望感、被害者遺族が置かれた理不尽な立場に目を向け、保護司こそが被害者の状況と心情を考え、更生保護活動に携わるべきである。(左写真)

3.3人のメンバーの思い

1人は交通事故の被害者で車椅子生活を余儀なくされ、1人は父親を交通事故で亡くしいつも家にいたはずの父がいない現実、1人は子ども時代に父親からの暴力を受けて育ち、その結果自分も粗暴な人間になり覚醒剤にまで手を染めていった、というそれぞれの壮絶な経験を披露し、ルミナに参加した経緯と抱負を語りました。

⒋ 閉会挨拶 副理事長 中江龍生(右写真)

セレモニー会場では、被害者遺族の方をはじめ、弁護士、保護司、市会議員、大学生などが集い、これからは被害者支援と更生保護活動の両輪でもって取り組んでいくべきだ、という熱いメッセージに応えられたことが十二分に感じ取ることができました。

文責:堀内寛昭

報道取材:京都新聞社、朝日新聞社、産経新聞社、NHK京都放送局