NPO法人ルミナ公開講演会2024

2024年4月23日(火)午後2時20分から、京都先端科学大学 太秦キャンパス北館 みらいホールに於いて、

公開講演会基調講演とパネルディスカッションを開催いたします。

第1部 14:20~15:50

基調講演「交通事件遺族の現実」

池袋暴走事故遺族 松永拓也 氏

2019年4月19日に発生した池袋暴走事件によって、妻の松永真菜さん(当時31歳)と娘の松永莉子さん(当時3歳)を失われました…

現在、夫および父親として、交通事件の撲滅を目指し、全国で講演活動を行われています。

 

第2部 16 :00~17:00

パネルディスカッション

テーマ:「ある日突然大切な人を失うということ」

4月23 日は、亀岡集団登校交通事件が起きた日です。この日に改めて、交通犯罪と被害者遺族の苦しみについて考えていきたいと思います。

 

亀岡集団登校交通事件とは…

2012年4月23日朝、京都府亀岡市の府道で、市立安詳小学校の集団登校の列に、当時18歳だった無免許の少年が運転する軽乗用車が突っ込み、2名の児童とともに付き添いで妊婦だったNPO法人ルミナ理事長中江の娘幸姫さん(当時26歳)と胎児が死亡、児童7人が重軽傷を負った事件。

 

東池袋自動車暴走死傷事故とは…(報道では池袋暴走事故)

2019年4月19日午後12時25分ごろ、東京都豊島区東池袋四丁目、東京メトロ東池袋駅付近の交差点で、加害者が運転中にブレーキとアクセルを踏み間違えたことによって車を暴走させ、交差点に進入。歩行者・自転車らを次々と跳ね飛ばし、松永拓也氏の妻(当時31歳)、娘(当時3歳)の母子2名を死亡させ、同乗していた加害者の妻を含む9名を負傷させた事故。

 

 

保護司の立場から…

昨年12月、犯罪被害者の心情等の聴取・伝達制度が開始され、この制度の運用によって保護観察対象者が犯罪被害者の心情等を理解し、再び罪を犯さない決意を固め、改善更生を図る第一歩になることが期待されています。

このような一般犯罪の再犯防止もさることながら、悪質・危険な運転によって子どもが、ルールを守っている人たちが犠牲となる痛ましい事故が依然として後を絶ちません。

更生保護に携わる私たちは、罪を起こした者たちと向き合い、立ち直り再スタートをサポートしていますが、犯罪被害者の方たちには再スタートはありません。普段の生活が一変し、家族を亡くした悲しみだけでなく、誹謗中傷などによって苦しみが待っています。更生保護に携わる皆様は元より、一般の皆様においても交通事故(事件)の被害者等の状況や心情等について理解を深めていただきたい、という思いで企画いたしました。平日の開催ではありますが、ご来場いただき、一緒に考えていただければと思います。